| 3 | 大野重昭、磯部裕、磯部和美、田中香純、村形敦、杉浦奈保美、岡田和四郎、森博之、井上豊乃、森冨喜子、松本年弘、門之園一明、樋口亮太郎: 『新規経口キノロン抗菌薬balofloxacinの眼科領域細菌感染症に対する』 日本化学療法学会雑誌 43 (Supplement5), 655-658, 1995. doi.org/10.11250/chemotherapy1995.43.Supplement5_655. 当時新しかったキノロン系の飲み薬の「バロフロキサシン」をまぶたの炎症性の病気に使用したところ、85.7%で炎症の原因となる菌の消失を認め、目立った副作用もなかったことから、有用な薬剤であることを、本研究を通して確認しました。
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| 2 | 杉浦奈保美、田中香純: 『柴苓湯の眼圧降下効果』 眼臨医報 89:509-511,1995 消炎作用を有する小柴胡湯と利水作用を有する五苓散の合成処方である柴苓湯は、体の水の流れが悪いことによる症状に有効です。柴苓湯は高眼圧症患者に対し眼圧の降下作用があり、 その効果は眼圧が高い程有効であることが示唆されました。
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| 1 | 高野 雅彦、杉浦奈保美、米本 淳―、大野 重昭: 『後部硝子体剥離により硝子体出血を来した1例』 日本眼科学雑誌 98:506-509,1994 加齢に伴い硝子体(眼の中のゼリー状の物質)が縮み、網膜から自然に剥がれます。これを後部硝子体剝離と言いますが、硝子体が網膜から剥がれるときに引っ張られて、網膜の血管が切れて出血をしてしまうことがあります。これを硝子体出血と呼びます。本研究は、後部硝子体剝離から硝子体出血をきたしましたが、自然に吸収されて出血がなくなった症例報告です。硝子体出血が長引くと網膜に血が付着して固まってしまうこともあるため、その場合は手術が必要です。系列の岡田眼科では、硝子体手術を行っております。
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